2022/01/13 08:01
今回、山崎さおりさんに制作していただいた作品のひとつ「炭化焼き締め急須」
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炭化焼成という炭素を作品に付着して黒くする焼成法で制作されたものとなります。こちらは通常匣鉢の中に籾殻や藁、木炭を詰め、作品を黒や褐色の色にする技法です。
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今回籾殻などの代わりにお茶の茶殻を乾燥したものを使用して制作いただきました。一部が銀化して使用していくうちに、どう育っていくのか楽しみな急須です。
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製茶問屋という仕事は日に何度も茶葉の拝見（審査）や合組のサンプルを作るのでたくさんの茶殻が出ます。今までは乾燥させて土に戻すくらいの使用法しかありませんでしたが、山崎さんにそんな話をしてみたところ使ってくれることとなり感無量です。
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飲むために使ったお茶の葉が、飲むために使用する茶器の一部となる。一杯の重みがさらに重くなりそうです
