満月の夜に集まりお茶の時間を共に過ごす。以前そんな会を映像プロデューサーの井野さんとしたことがあります（またやりましょう）

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薄暗い部屋で五感が研ぎ澄まされていたのか、はたまた満月かそれともそのお茶の力か、平岡商店の平岡さんが急須に湯を差す時に立ち昇る香りに感動を覚えました。

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甘く芳醇とした香り、けっして華やかでは無いですが、鼻腔に残る忘れられない香り。お茶の余韻に浸りながら平岡さんが教えてくれた萎凋煎茶の拘り。

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教えてもらったからには形にしたいと懇意にしていただいてる生産家さんに無理をいい、こうでもないかああでもないかと相談しながら萎凋煎茶第一弾ができました。

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産地は古くより信仰の山として地元民に愛される竜爪山、この産地では萎凋煎茶やっている人いないから難しいよといいながら寝る間も惜しみ付き合ってくれた生産家の望月さん。熱いお茶馬鹿さんたちのおかげで販売までたどりつきました。召し上がっていただけましたら幸いです。それでは本日も宜しくお願い致します。